エリプス

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第8回展覧会企画公募

エキジビジョン

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開催情報

タイトルエリプス
第8回展覧会企画公募
会 期2015年2月28日(土) - 2015年3月29日(日)
時 間 11:00 - 19:00
入場料無料
主 催公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト
協 賛フランダース政府Vlaanderen_Verbeelding werkt.jpg
会 場トーキョーワンダーサイト本郷
アーティストトム・カレメン、イルス・カルボネ、イフ・ケルコフス、リアム・シンゲレイン、リサ・スピリアールト、ラフ・ヴァンデヴェン
企画者2112
企画概要
「エリプス(Ellipse)」というタイトルには、二つの意味が込められている。一つは楕円状の形、もう一つは文章中の要素やフレーズをその文脈から省略するという文法用語である。 2112のメンバーは、方法や外観の異なる様々な作品を個々に展開しながら、写真という媒体の可能性や境界線への自由な切り口を共有している。 イメージが示すものが、2112のアプローチにおける出発点となっており、結果として「言語としての写真」という強い関心に辿り着く。常に能動的な動詞の形に終着するのがこの言語の特徴であり、Ellipseは、まさにこの「文脈を省略する」という動詞に注目する。象徴的かつ文字通りな意味での「フレーミング」とも言えるだろう。 Ellipseは、日々膨張する一方で、誰も実際に「話す」ことのできないイメージ言語を対象化する。結合・破壊・構築・形成のために行われる文脈の省略によって、まさにイメージ言語そのものが生み出されるのだ。展示作品は、必然的に写真を内省する内容となっている。例えば、写真誕生の過程、ある写真が提示された瞬間、写真家という存在、現代の写真が居留する世界、写真をつくるマシーンに対してなど。そしてどの作品も弧を描いて、何らかの形で始まりの点に帰還するのである。

Yves Kerckhoffs 《I saw a flash on the screen (part of Apparatus)》

©Raf van de Ven



企画者プロフィール

2112


2112はベルギーを拠点とした六名の若いアーティストたちによるコラボレーション。「言語としての写真・イメージ」についての関心を共有する。 2112参加アーティストの主な展示に、「Canvascollectie」(Bozar, ブリュッセル、ベルギー、2012)、「ブレダ国際写真フェスティバル」(ブレダ、オランダ、<p>2012、2014)、「.tiff アントワープ写真美術館」(アントワープ、ベルギー、2013、2014)、「ロッテルダム国際映画祭」(ロッテルダム、オランダ、2015)などがある。
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関連イベント

イフ・ケルコフスとイルス・カルボネによるパフォーマンス
2月28日(土)ギャラリー・トーク後
会場:スペースA
映像上映
展覧会のテーマとなっている「写真」を映像の視点から捉えた作品を上映します。
3月28日(土)15:00-18:00(予定)
会場:スペースA

上映予定作品:
リアム・シンゲレイン 「Seascape」(3分)
トム・カルメン 「Walk」(4分)
リサ&クララ・スピリアールト 「Hotel Red Shoes」(15分)
リアム・シンゲレイン+ラフ・ヴァンデベン (20分)
Joel Rabijns & Yves Sondermeier 「Miracle of Life」(70分)
※一部刺激の強い場面がありますので各自の責任の上ご鑑賞いただきますようお願いいたします。

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