Emerging Artist Support Program 2011
タイトル | 第6回展覧会企画公募 「"sapporo" around the world」
Emerging Artist Support Program 2011 |
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会 期 | 2012年1月14日(土) - 2012年2月26日(日) |
時 間 | 11:00 - 19:00 |
入場料 | 無料 |
主 催 | 公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト |
会 場 | トーキョーワンダーサイト本郷 |
アーティスト | 実験音楽とシアターのためのアンサンブル |
ジョン・ケージ初来日時に札幌で初演された1人の指揮者と15人までの演奏者のための曲。
楽譜には音の変化を表す記号と、他人の演奏を見聞きする英文字が書かれている。
展覧会では記号を音だけではなく、行為も含んだものとして拡大解釈する。
この展覧会は、9人の演奏者が会場の内外で"sapporo"を会期中44日間演奏し続け、その様子が会場に蓄積されていく、という仕組みになっている。
震災はそれまで大丈夫だとされていたものの弱さを明らかにしました。これはそれぞれの場が持つ固有の機能の崩壊をも意味しています。いま大切なことは失われた機能をただ元通りにしこれまでの機能を再強化することではなく、その妥当性について再考することではないでしょうか。
例えば、展覧会の最大の機能は「作品をみせること」であり、ほとんどの作品は空間に収まり、既に完結しています。しかし、別の機能を優先すれば作品の全体像を把握する必要はなく、作品自体を展示しないこともありうるでしょう。一つの機能の裏にはみえない潜在的な可能性が常にあるのです。
本展では、会場の内外で"sapporo"を会期中演奏し続けるという同時多発的なイベントを起こすことで、展覧会の機能の拡張を試みます。一つの行為が演奏でもあり生活でもあるような多層性をつくりだすことは、場の可能性を考える思考モデルになるのではないかと考えています。
実験音楽とシアターのためのアンサンブル アダム・オーヴァートン《言い換え小品》パフォーマンス風景 2011 パフォーミングギャラリー&カフェ 絵空箱、東京 ©yoko kikutani
実験音楽とシアターのためのアンサンブル ジョン・ケージ《ヴァリエーションズⅡ》《ヴァリエーションズⅢ》パフォーマンス風景 2010 パフォーマンス風景 松戸アートラインプロジェクト2010参加の様子、新角ビル、千葉 ©yoko kikutani
足立智美(パフォーマー・作曲家)×Yelena Gluzman(シアター・アーティスト)
実験音楽とシアターに関するパフォーマンス
1月21日(土)19:00-
入場無料・予約不要
1月27日(金)19:00-
トーキョーワンダーサイト渋谷
※要予約、1000円
ベルリンに渡った演奏者とともに"sapporo"の同時演奏をします。
2月25日(土)19:30-
入場無料・予約不要