081 吉岡雅哉 「コンビニ畑にテレビっ子」/082 笹井信吾 「ぼくの街からあたしの街へ」/083 森 裕子 「モリノシズク」
タイトル | TWS-Emerging 081/082/083
081 吉岡雅哉 「コンビニ畑にテレビっ子」/082 笹井信吾 「ぼくの街からあたしの街へ」/083 森 裕子 「モリノシズク」 |
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会 期 | 2007年9月29日(土) - 2007年10月21日(日) |
時 間 | 11:00 - 19:00 |
入場料 | 無料 |
主 催 | 財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト |
会 場 | トーキョーワンダーサイト本郷 |
アーティスト | 吉岡雅哉、笹井信吾、森 裕子 |
TWS-Emergingは トーキョーワンダーサイト(TWS)の若手支援の一環で、トーキョーワンダーウォール(TWW)の入選者100名の中から希望者を募り、審査を経た後、TWS本郷にて個展を行う企画です。本年度は23名の若手アーティストの展示を行います。
本年度、第5回目となる今回は吉岡雅哉による「コンビニ畑にテレビっ子」、笹井信吾による「ぼくの街からあたしの街へ」、森裕子による「モリノシズク」の3つの展示を行います。
吉岡雅哉が描く作品には、暗闇に蛍光灯で白く光るコンビニをはじめとして、1人テレビをじっと見つめる少年の背中、事故の瞬間などが繰り返し登場します。粗く勢いのよい筆致で描かれた生活の実感を含む劇的な風景には、利便性の追求、商業主義、過剰報道など、吉岡が感じた現代社会の持つ負の要素への抵抗が暗示されています。
笹井信吾は、制作パートナーがアクリルで描く画面の中に、油彩で描き足すという手法で制作しています。その独特な表現は、子どもの頃から始めたスケートボードやスノーボードの体験がもとになっています。想像の世界の中で自在に身体の大きさを変化させ、机の上やビルをも飛び越えていたと語る笹井は、パートナーの作った画面の中に自らの想像の世界をさらに広げているようです。
森裕子の作品の世界では動物や人物、お菓子の上に、カラフルな家が建ち、木が生え、夢の中のような心地よい空間が広がっています。ずっと変わらず好きなもの、特別だと思えるものが蓄積された風景を描いたという森の作品世界では、建物や植物、人物が柔らかな色彩で描かれ、観る者をいつまでも包まれていたいようなあたたかな気持ちに誘ってくれることでしょう。
3名の若いアーティストが表現する現代の感性をぜひご覧下さい。
吉岡雅哉 /《入学式》/ 2007 / 油彩・キャンバス / 100.0×80.3cm
笹井信吾 /《盗賊の風車》/ 2007 / パネル・アクリル・油彩 / 46×27cm
森裕子 /《lotus》/ 2007 / キャンバス・アクリル絵具 / 112.0×145.5cm
9月29日(土)
14:00~15:00オープニングトーク(参加自由)
15:00~17:00交流会(参加自由)