「アヴァンギャルドと語る伝統」 Vol.8 トークセッション

「アヴァンギャルドと語る伝統」 Vol.8 トークセッション

― 大拙・ケージ・一柳

オンサイトラボ

                            

開催情報

タイトル「アヴァンギャルドと語る伝統」 Vol.8 トークセッション
― 大拙・ケージ・一柳
会 期2013年2月2日(土)
時 間 13:00 - 15:00
入場料無料(要予約、日英逐次通訳)
主 催公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト
会 場トーキョーワンダーサイト青山:クリエーター・イン・レジデンス
出演者片山杜秀(思想史研究家・音楽評論家)、一柳慧(作曲家・ピアニスト)
伝統とは?文化とは?今日の芸術表現を開拓していくにあたり、いま私たちが立っている場所はどんなところなのか。古来から現在の歴史的なつながり、アジアや世界各国との文化的な関係性など、日本について、伝統や文化について、多角的に考えるシリーズ企画。毎回、さまざまな分野から経験豊富な芸術家や専門家を招き、世代、分野を越えて対話する機会をつくります。

ご予約はこちらへ
performingart12@tokyo-ws.org 氏名、電話番号、申込人数をご記載のうえ、件名を「アヴァンギャルドと語る伝統申込み」として、お申し込みください。 


第8回目となる今回は、片山杜秀氏(思想史研究・音楽評論)をお招きし、「大拙・ケージ・一柳」をテーマに、20世紀の思想史・文化史の中で禅の果たした役割を検討し、その観点から作曲家のジョン・ケージや一柳慧がどのようにとらえられるのかを考えます。また、トーク終盤には一柳氏ご本人との対談も予定。先日『未完のファシズム』にて司馬遼太郎賞を受賞し、思想史研究と音楽評論の両分野で注目を集める片山氏のトーク、お聴き逃しなく!

出演者プロフィール

片山杜秀(思想史研究家・音楽評論家)

思想史研究者、音楽評論家。慶應義塾大学法学部准教授。1963年生まれ。『音盤考現学』と『音盤博物誌』(共にアルテスパブリッシング)で2008年度の吉田秀和賞とサントリー学芸賞を受ける。『未完のファシズム』(新潮社)で2012年度の司馬遼太郎賞を受ける。他に『近代日本の右翼思想』(講談社)、『ゴジラと日の丸』(文藝春秋)、『線量計と機関銃』(アルテスパブリッシング)、『国の死に方』(新潮社)、『日本戦後音楽史』(共著、平凡社)など。NHKFMの『クラシックの迷宮』、CSラジオ「ミュージックバード」の『パンドラの箱』等のレギュラー番組をもつ。

一柳慧(作曲家・ピアニスト)
1933年兵庫県生まれ。 作曲を平尾貴四男、ジョン・ケージ、ピアノを原智恵子、ヴィヴェレッジ・ウェブスターらに師事。 1950年代後半からニューヨークを中心に、ケージ、デヴィッド・テュードアらと実験的音楽活動を展開。1961 年帰国、偶然性や図形楽譜を用いた作品と、欧米の新しい音楽の紹介と演奏によって、さまざまな分野に強い刺激を与える。 常に日本音楽界の中心として活動を続け、これまでに尾高賞を4 回、フランス文化勲章(1985)、毎日芸術賞(1988)、京都音楽大賞(1988)、紫綬褒章(1999)、サントリー音楽賞(2002)など受賞多数。 作品はオペラ、交響曲、協奏曲、電子コンピューター音楽、雅楽、聲明など多岐にわたっており、ベルリン・フェスティバル、ウィーン・モデルン、オランダ・フェスティバル、フィンランド・フェスティバルからの委嘱や招聘も数多く受けている。 現在、神奈川芸術文化財団芸術総監督、アンサンブル・ニュー・トラディション総合ディレクター、トーキョーワンダーサイト・ミュージックプログラム・スーパーバイザーなどを務める。 2008 年、文化功労者。
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